ひび割れを見つけたら
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コンクリートのひび割れの原因はほとんどが乾燥収縮です。
放置すると、ひび割れ部から水分が蒸発することで、
ひび割れ幅はどんどん大きくなっていきます。
また、外壁のひび割れは、そこから雨水が浸入することで、
鉄筋を錆びさせる原因にもなります。
そこで、ひび割れを見つけたら、
とりあえず上からテープを張り付けるなどし、
劣化の進行を遅らせるようにします。
原因を調べる
使用した材料に問題がある場合、
ひび割れを埋めるだけでは済まないことがあります。
原因を理解することで、はじめて適切な補修方法を選択する
ことができます。
補修前に、原因を調査することは非常に大切です。
※打設の際に採取したテストピースと実体のコンクリートは
施工方法、規模、養生環境等が異なるため、テストピースの
品質で実体コンクリートの品質を評価することはできません。
コアを抜きとる
現在はシュミットハンマーをはじめとした、
さまざまな非破壊検査が考えられています。
しかし、コア採取が最も確実な品質確認方法です。
弊社では、直径35mm程度の小径コアを採用しています。
コア抜きは品質の悪い所から
コンクリートの品質は場所により大きく異なります。
床面や壁面上部は品質が悪い傾向があります。
そのような品質の悪い傾向のある箇所のコンクリートに
異常が認められなければ、
他の箇所のコンクリートも問題ないことが推察されます。
強度と見かけ密度を調べる
一般的には、圧縮強度のみが試験されています。
しかし、コンクリートの耐久性は強度よりも密度
(コンクリート内部の空げき量)と関係が深いため、
見かけ密度を併せて確認します。
弊社は豊富な経験に基づいた確かな技術で、
適確な調査を実施し、適切な補修方法をご提案致します。
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